GALLERY 33

2008  梅雨の頃



ススキの葉の裏にエゾゼミの抜け殻。梅雨明け間近!   2008.7.11. 東吾妻町萩生



蒸し暑い梅雨空は人間にとってはいやな季節。

もっとも、梅雨が明ければもっと暑い夏がやってくるのだけれど。

そんな季節は、野性の生物たちにとって、まさに生命を謳歌する季節でもある。

雑木林のあちこちで、そんな生物たちのざわめきが聞こえてくる。



カメムシたち

 刺激すると悪臭を放つ嫌われもののカメムシたち。でも、どうやらその臭気は敵を困らせる武器だけではなく、フェロモンでもあるらしいことがわかってきたという。
 この季節、あちこちに様々なカメムシたちが飛び回っている。

    エゾアオカメムシ  Palomena angulosa
緑色のカメムシは保護色で見つけにくい。
2008.7.11. 東吾妻町萩生
 ハサミツノカメムシ  Acanthosoma labidurioides   ♂
 おしりのオレンジ色のハサミは見る人をびっくりさせる。
2008.7.11.  東吾妻町萩生



アオモンツノカメムシ  Dihobothrium nubilum
2008.7.13.  東吾妻町萩生

ハラビロヘリカメムシ  Homoeocerus dilatatus
雨上がり、ハギの葉にいたカップル。
2008.7.11.  東吾妻町萩生






 梅雨の時期、草・低木にくっついている泡はアワフキの仕業。この中からアワフキ(セミに近い仲間)が出現してくる。
 これがモリアオガエルだったらすごいのだが…。
                       2008.6.27.  東吾妻町萩生


 落ちてきた枯れ枝にでもなったつもりなのか。葉の上にいるナナフシは意外と見つけやすい。

      2008.7.11.  東吾妻町萩生




 ホタルの季節にあわせたようにホタルブクロが花をつけた。(これはヤマホタルブクロ)
             2008.7.11.  東吾妻町萩生


 ハート形になりそうでならない変な形の実はミツバウツギのもの。
        2008.6.25.  東吾妻町萩生





  ツマグロヒョウモン Argyreus hyperbius hypervius  ♀   
 梅雨明けとともに、温暖化の指標ともなる南方系のヒョウモンチョウがやってきた。
                     2008.7.19.  東吾妻町萩生




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