頂上付近が雪雲に覆われ、真っ白になった榛名山   2007.4.4. 小野子山から




春はときとして突然冬に逆戻りする。

榛名山が突然冬になったのは4月4日のことだった。

暖かな穏やかな陽射しは一転、

あっという間に雪に覆われた。

榛名山の北側にある小野子山から見ると、ある高さのところからは雪化粧。

春のゆるんだ空気が、一瞬ピンと張りつめたようだった。




    二ツ岳

 榛名山の最後の噴火はこの二ツ岳の噴火だったという。
 伊香保温泉も雪の中のようだ。伊香保ゴルフ場は積雪を免れた。この境は標高600mくらいだろうか。
 見えているのは雄岳のピーク。

 2007.4.4.  小野子山から





     水沢山

 榛名山の一番東側にある標高1194mのピーク。榛名山のカルデラの外側にできた寄生火山である。二ツ岳も水沢山も溶岩円頂丘で、急傾斜の山腹となっている。
 山頂は雲の中。

 2007.4.4.  小野子山から





  雪雲の中の榛名富士

 写真の中央には榛名富士があるはず… だが、すっかり雪雲に隠されて見えない。
 かろうじて特異な形の烏帽子ケ岳が薄い姿で右側に見えている。烏帽子ヶ岳は榛名カルデラを取り囲む外輪山のひとつである。

  2007.4.4. 小野子山から








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GALLERY 20

4月の一瞬の冬